誰でもTシャツを
きれいにたためる方法
板1枚で、毎回同じ「四角」に
Tシャツにプリントして販売している方は、ほとんどの場合、たたんで袋に入れて納品していると思います。プリントがどれだけきれいでも、たたみ方が1枚ずつバラバラだと、受け取ったお客様の印象は下がってしまいます。
この記事では、クイックアート東京ショールームで実際に試して、「これなら誰がやっても同じ形になる」と感じたたたみ方をご紹介します。用意するのは、四角くて少し固い板を1枚だけです。

- 手だけで「数秒でたたむ」方法は、慣れや生地の厚み・柔らかさで形が変わりやすい
- カッターマットや厚紙など、四角くて少し固い板をTシャツの上に置き、板のふちに沿って折るだけでまっすぐな折り目がつく
- 板の幅は、納品に使う袋の幅より少し短く。袋に合わせて板を作れば、毎回同じサイズでそろう
- 直線は板が決めてくれるので、誰がたたんでも同じ仕上がり。スタッフが何人いても品質がそろう
この方法は、どの製法のTシャツにも使えます
たたみ方はプリントの方法と関係ありません。これからTシャツプリントを始める方、たたみ方に苦労している方、スタッフごとにたたみ方がバラバラになっている現場の方に、そのまま使っていただけます。
「数秒でたためる方法」で形がそろわない理由
YouTubeで「Tシャツ たたみ方」と調べると、生地を2か所つまんで、ひっくり返すだけで数秒でたためる方法がたくさん出てきます。私たちも実際にやってみました。


手順そのものは簡単で、上手な方なら本当に数秒でたためます。ただ、私が実際にやってみると、まっすぐな四角にはなりませんでした。

試したのは4オンス台の薄いTシャツです。生地が厚くなったり、ポリエステルのように柔らかく滑る素材になったりすると、まっすぐにそろえるのはさらに難しくなります。上手にできる方もたくさんいますが、人によって仕上がりに差が出る方法だと感じました。
お客様がまとめて受け取るとき、目に入るのは1枚1枚の形のそろい方です。何枚たたんでも、誰がたたんでも同じ形になる方法のほうが、仕事としては安心です。
板を使ったたたみ方(4ステップ)
ここからが、誰でもできる方法です。動画ではB4サイズのカッターマットと、厚紙のコートボールを使っています。

- Tシャツを広げ、板を真ん中に置くプリント面を下にして平らに広げ、板を身頃の中央に合わせます。首元の位置をそろえておくと、毎回同じ位置で折れます。
- 板のふちに沿って、左右を折る袖ごと身頃を、板のふちに沿って内側へ折り込みます。板の直線がそのまま折り目のガイドになるので、まっすぐなラインが引けます。
- 板をスーッと引き抜く折った生地を軽く押さえながら、板を首側か裾側へ引き抜きます。ここだけ少し手間ですが、ゆっくり引けば形は崩れません。
- 1つ折り、または2つ折りにする裾から上へ折って完成です。1つ折りか2つ折りかは好みですが、2つ折りくらいが袋に入れやすく、ちょうどいい大きさになります。


かかる時間は、数秒でたたむ方法と比べても大きくは変わりません。それでいて、角と辺がきちんとそろった四角になります。
板の選び方とサイズの決め方
サイズは「袋」から逆算する
たたみ上がりの幅は、板の幅で決まります。そのため、先に納品で使う袋を決めて、板の幅を袋の幅より少し短くするのがポイントです。こうしておけば、たたんだTシャツがいつも袋にぴったり入ります。
素材は「少し固め」がいい
| 板の候補 | 使いやすさ | ひとこと |
|---|---|---|
| カッターマット | ◎ | 適度な固さとすべりで、引き抜きやすい。動画ではB4サイズを使用 |
| コートボール(厚紙) | ◎ | 好きなサイズに切れる。袋に合わせて作りやすい |
| 段ボール | ○ | 代わりになるが、やわらかいものは折り目がぶれやすい。固めのものを |
※専用の「Tシャツたたみ板」も市販されていますが、四角くて固い板なら身近なもので十分です。
2つの方法を比べると
| 比べる点 | 手だけで数秒でたたむ | 板を使ってたたむ |
|---|---|---|
| 速さ | 慣れれば数秒 | 数秒〜十数秒。大きな差はない |
| 形のそろい方 | 人によって差が出る | 誰がやっても同じ四角 |
| 厚手・ポリ素材 | 形が崩れやすい | 素材に関係なく四角になりやすい |
| サイズ | 毎回少しずつ変わる | 板の幅で決まる。袋に合わせやすい |
| 道具 | 不要 | 板1枚(カッターマット・厚紙など) |
数秒でたたむ方法が得意な方は、それで問題ありません。スタッフが複数いる現場や、これからTシャツプリントを始める方には、板を使う方法をおすすめします。
たたむ前に確認したいこと
たたみ方がそろうと、今度はプリント面そのものの仕上がりが目に入るようになります。プリントアカデミーでは、袋に入れる前の仕上げについても解説しています。
黒や濃色のTシャツでは、プレス機の熱板の形が四角く残ることがあります。納品前に気づいたら、プレス跡を目立たなくする方法で整えられます。
仕上げにもう一度プレスすると、プリントが生地になじみ、表面が整います。どのシートを使えばいいかは仕上げシートの選び方で解説しています。

リケイ紙NP(薄いシリコン紙)
プリントの上にのせて仕上げプレスすると、表面の光沢が整い、プリントが生地になじみます。熱板の汚れから生地を守る当て紙としても、毎回のプレスに使えます。A4〜A2サイズ。
よくある質問
- Tシャツをたたむときに使う板は何でもいいですか?
- 四角くて、少し固さのある板なら使えます。動画ではB4のカッターマットと、厚紙のコートボールを使っています。段ボールでも代わりになりますが、曲がりにくい固めのものを選ぶと、まっすぐな折り目がつきやすくなります。
- 板の大きさはどう決めればいいですか?
- 納品に使う袋に合わせて決めます。板の幅が、袋の幅より少し短くなるサイズにしてください。たたみ上がりの幅は板の幅で決まるので、毎回そのまま袋に入るサイズでそろいます。
- 1つ折りと2つ折り、どちらがいいですか?
- 好みで構いませんが、袋に入れることを考えると2つ折りくらいがちょうどいい大きさになります。袋のサイズに合わせて決めてください。
- 厚手のTシャツやポリエステルでもきれいにたためますか?
- はい。手だけでたたむ方法は生地の厚みや柔らかさで形が変わりやすいのですが、板をガイドにする方法は素材に関係なく四角を作りやすいのが特長です。
この記事のもとになった動画
誰でも簡単にTシャツを綺麗にたためる方法 業者様向けTシャツプリント講座(約4分)
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東京・大阪・福井でのデモ体験、オンラインでの個別説明も受け付けています。
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