ラバーシート・
ラメシートの使い方。
ハサミでもカッティングでも
色の付いたシートを文字やマークの形に切って、熱で生地に貼る。熱圧着ラバーシートとアイロンラメシート(グリッターシート)は、背番号やネーム、ライブやイベントのTシャツのカスタマイズによく使われる、昔ながらの「切り文字プリント」の材料です。どちらも当社の取扱商品です。
この記事では、当社が公開している短い動画5本(カッティングマシン編・ハサミ編2本・カス取りと貼り方・ラメシートのカラー紹介)をまとめ、切り方・カス取り・貼り方の手順と、商品ページ・説明書で確かめた現在の色数・価格・プレス条件を紹介します。

- どちらも印刷はできない。色の付いたシートをカッティングマシンかハサミで切って、熱で貼る
- カッティングマシンでは裏面から左右反転(ミラー)カット。表面の透明フィルムがアプリケーションシートの代わりになる
- ハサミで切るときは、普通紙に印刷したデザインを透明フィルム側に貼り、線に沿って切るときれいに切れる
- プレス機の目安(説明書)は、ラバーシートが155〜165℃・17〜20秒・中高圧、ラメシートが155〜170℃・17〜20秒。ポリエステルは温度を下げる
- 動画のアイロン貼りは145℃(中温〜低温)・1か所5秒を2回、体重をかけて。周囲は剥がれやすいので念入りに
- 撥水・ナイロン生地には向かない(撥水用ラバーシートがある)。1枚のシートで出せるのは1色
ラバーシートとラメシートはどんなシートか
どちらも、裏に熱で溶ける糊がついた熱転写タイプのシートで、表面には粘着のある透明フィルムが貼られています。切ったあと、不要な部分を取り除き(カス取り)、生地に置いて熱をかけると貼り付きます。
| 熱圧着ラバーシート | アイロンラメシート(グリッターシート) | |
|---|---|---|
| 見た目 | 無地のウレタンラバー。フィルム越しは光沢に見えるが、剥がすとマット調 | ラメの細かい粒がシート状になったキラキラの仕上がり |
| 厚み | 約100ミクロン(0.1mm) | —(商品ページに記載なし) |
| 切り方 | カッティングマシン・ハサミ。フィルムを剥がせばクラフトパンチも | カッティングマシン・ハサミ。フィルムを剥がせばクラフトパンチも(小さめで細かくない形向き) |
| 向く用途 | スポーツウェア・Tシャツ・ポロシャツ・ジーンズ・テントなど | Tシャツのデコレーション、文字やマークのアクセントなど |
| 使えない素材 | 撥水・ナイロン、150℃に耐えられない素材 | 撥水・ナイロン、140℃に耐えられない素材 |
白トナーやDTFのように「デザインを印刷して転写する」方法と違い、色はシートで決まり、1枚のシートで1色です。そのかわり、ラバーのマットな質感やラメの輝きは、トナーやインクでは出しにくい表現です。色違いのシートを並べたり、重ねて貼ったりもできます。
※ラバーシートの仲間には、撥水生地用、ストレッチ素材用、ポリエステルの再昇華(生地の染料がプリントに移る現象)を防ぐ再昇華防止タイプ、フロッキー(起毛)なども当社で扱っています。
カッティングマシンで切る
「熱圧着ラバーシートの使い方(カッティングマシン編)」の動画の手順です。動画では柄入りのラバーシートで「QUICK ART」の文字を作り、蛍光イエローのTシャツに貼っています。

- カットしたい文字・図柄を、シートの裏面から左右反転(ミラー)カットする
- 不要な部分をピンセットなどで取り除く(カス取り)
- 使う部分の周りの余ったシートを、カッターで切り落とす
- 生地に配置して、熱で貼る(05章)
表面の透明フィルムは、リタック(アプリケーション)シートの役割をしています。フィルムまで切らないようにしてください。フィルムが文字の位置を保ってくれるので、別にアプリケーションシートを用意する必要はありません。

| シート | 刃・刃圧の目安(ラバーシート共通説明書) | クラフトロボでの設定例(当社サイト) |
|---|---|---|
| ラバーシート | 標準刃・刃圧70〜80gf | 黄色キャップ・厚い素材・品質4・紙3 |
| アイロンラメシート | 超硬刃 | 赤キャップ・厚い素材・品質1・紙3 |
※カッティングマシンの設定は機種や刃の状態で変わります。端材で試し切りしてから本番に進んでください。商品ページでは、刃が新しいうちは細かいものもカットできたと紹介しています。
ハサミで切る(普通紙を目安にする方法)
カッティングマシンがなくても、ハサミとアイロンだけで作れます。フリーハンドで切ってもかまいませんが、動画では次の手順で切るときれいに切れると紹介しています。
- 作りたいデザインを普通紙に印刷する。切るための目安なので、線だけ印刷すればOK(動画ではインクジェットプリンタで印刷)
- 普通紙をデザインより少し大きめに切り、ラバーシートの透明フィルムが貼ってある面に、スティック糊などで貼り付ける
- 線に沿ってハサミやカッターで切る
- 全部切れたら、プリントする生地の上に並べる
- シリコン紙をのせて、アイロンでプレスする
- 少し冷めたらシリコン紙をはずし、表面の透明フィルムを剥がす(目安の紙を貼ったフィルムごと剥がれる)
- シリコン紙をのせて、もう一度アイロンで仕上げる


以前の動画と説明書では、目安の線を文具用のフィルムシール(クリア)に印刷して貼る方法でしたが、このフィルムシールは販売終了しています。現在の当社サイトでも、普通紙をテープなどで貼って代用するよう案内しています。透明フィルムに直接ペンで線を描いて、それを目安に切ってもかまいません。
※ラバーシートの裏面はシートの種類によって違います。目安の紙は、必ず表面(透明フィルムの面)に貼ってください。
カス取りのコツ
「ラバーシートの貼り方」の動画では、カッティングで切ったマークを、ピンセットで少しずつカス取りしています。準備するものはピンセット・アイロン・布・ラバークッション、同封物はラバーシートと説明書です。

- 文字の内側(「口」の中など)の小さな部分も、残さず取り除く
- プリントする部分は、透明フィルムから剥がさない
- シートによってはフィルムに粘着がないものがあるので、取り除くときに文字ごと動かないよう注意する(当社サイトより)
- ラメシートのピンクは、ほかの色より表面フィルムの粘着が少しきつく、カス取りしにくい場合がある(商品ページより)
貼り方:プレス機とアイロン
プレス機で貼る場合(説明書の目安)
商品ページでは、プリントの際はプレス機の使用をおすすめしています。ラバーシート共通説明書の目安は次のとおりです。温度・時間・圧力は目安で、素材やプレス機、環境によって変わるので、必ず事前にテストしてから使ってください。
| シート | 素材 | 温度 | 時間 | 圧力 |
|---|---|---|---|---|
| ラバーシート | 綿・綿ポリエステル混・ポリエステル/アクリル混 | 155〜165℃ | 17〜20秒 | 中高(約400g/cm²) |
| ポリエステル | 150℃前後 | 中(約300g/cm²) | ||
| アイロンラメシート | 綿・綿ポリエステル混・ポリエステル/アクリル混 | 155〜170℃ | 17〜20秒 | 中高(約400g/cm²) |
| ポリエステル | 140〜150℃ | 中(約300g/cm²) |
- 表面の透明フィルムは、熱いうちに剥がす(ラバーシートの403ライトブルーと蛍光ラバーシートは、少し冷めてから)
- 仕上げに、ラバーシートは2秒程度、ラメシートは5〜10秒プレスする。シリコン紙(リケイ紙)か、オーブンペーパーをのせる
- ポリエステル素材に貼った場合は、再昇華の可能性がある。転写後、時間がたっても変化がないことを確かめてから使う
※動画(貼り方編)に映る以前の説明書では、綿のラバーシートは「155度から160度・20秒プレス」と案内していました。また、当社サイトのラバーシートのカテゴリーページには、145℃・5秒でプレスし、冷めてからフィルムを剥がして、リケイ紙の上から145℃・20秒で再プレスする手順も載っています。条件はシートの種類・生地・プレス機で変わるので、迷ったときは説明書の範囲で試し貼りをして決めてください。
家庭用アイロンで貼る場合(動画の手順)
ハサミ編・カッティングマシン編・貼り方編の動画では、家庭用アイロンで貼っています。テロップで案内しているポイントは次のとおりです。

- アイロンの温度は145℃(中温または低温)。温度が高くなりすぎないように注意する
- 1か所5秒を2回、全体重をかけて押し込む。アイロンは滑らせず、場所を変えながら押さえる
- 周囲は剥がれやすいので念入りに

フィルムを剥がすタイミングと仕上げの時間は、動画によって少し違います。
| 動画 | フィルムを剥がす | 仕上げ |
|---|---|---|
| カッティングマシン編 | 冷めてから | 仕上げシートの上から約20秒。冷めてから仕上げシートを剥がす |
| ハサミ編(手作り編) | 少しだけ冷めた状態で | シリコン紙の上から約2秒 |
| 貼り方編 | プレスのあと | 約2秒、全体重をかけて |
| ハサミ編(静止画) | 少しだけ冷めた状態で。うまくいかなければ再度アイロン | もう一度アイロンでプレス |


フィルムを剥がしたときに文字が浮くようなら、もう一度プレスしてから剥がします。ハサミ編(静止画)の動画でも「上手くいかない場合は再度アイロンプレスしてください」と案内しています。なお、動画のテロップでは「温度・時間はシートの種類により異なりますので説明書でご確認ください」とも断っています。
※ラメシートは、仕上げにブラックシリコンシートをのせてプレスすると、生地とラメの段差が小さくなりました(当社のテストで、試したプリントの中でいちばん効果を感じたのがラメシートでした)。
色とサイズ・価格
「アイロンラメシート〜全35色〜」の動画では、ゴールド系・レッド系・ブルー系・グリーン系・パステル系・グレー系などのラメシートを1色ずつ紹介しています。2026年10月時点の色数は28色で、ブラウン・バイオレット・マルチは販売終了しています。


- 2026年10月6日から、ラメシートのホワイトはシルバーのラメが入っていない仕様に変わりました。現在は「ホワイト(パールホワイトより白い)」と「パールホワイト(少し生成り)」の2種類があります。
- 細かいホロが入った淡い色合いのラメシートもあります。
- ロットによって、色味や糊の厚みが予告なく変わる場合があります(商品ページ)。
| 商品 | A4 | A3 | そのほか |
|---|---|---|---|
| ラバーシート 通常カラー | 605円 | 1,210円 | 500mm幅 1m 3,850円 |
| ラバーシート ゴールド/シルバー | 660円 | 1,320円 | 500mm幅 1m 4,400円 |
| ラバーシート 蛍光カラー | 715円 | 1,430円 | 500mm幅 1m 4,950円 |
| アイロンラメシート | 880円 | 1,760円 | 80×297mm 5枚セット(アウトレット)880円 |
※2026年10月時点の当社サイトのカートの掲載価格(税込)です。ラバーシートの商品ページのカラー表には、通常カラー26色(ブラック・ホワイト・レッド・ネイビーブルーなど)、ゴールド・シルバー、蛍光4色(オレンジ・イエロー・グリーン・ピンク)が載っています。在庫の状況でカートに出ない色があるため、注文の前にラバーシートの商品ページ・ラメシートの商品ページでご確認ください。
向かないケースと注意点
- フルカラーのデザインや写真をプリントしたい場合は、白トナー(抜ける転写紙)やDTFのほうが向いています。逆に、ラバーのマットな質感やラメの輝きは、ラバーシート・ラメシートならではの表現です。
- 家庭用アイロンは温度と圧力にムラが出やすく、周囲が剥がれやすくなります。業務で使うなら、プレス機で説明書の条件を守るほうが安定します。
- 洗濯の際は、ドライクリーニング・タンブル乾燥も可能ですが、タンブル乾燥のときも裏返しにしてください(商品ページ)。
- 動画の条件や価格は、それぞれの動画公開当時のものです。現在の条件は商品付属の説明書で確かめてください。
※ラバーシートのカッティングは、1枚から当社の個人向けサイト「アイロンプリント.com」でも制作を承っています。当社は白トナープリンタ・小型DTFプリンターのメーカーで、ラバーシート・ラメシートも当社の取扱商品です。
よくある質問
- ラバーシートやラメシートに、プリンターで直接印刷できますか?
- できません。どちらも色の付いたシートを、カッティングマシンやハサミでデザインの形に切って使う熱圧着シートです。ハサミで切るときは、普通紙に印刷したデザインを目安の線として使います。
- カッティングマシンでは、どちらの面からカットしますか?
- 裏面(透明フィルムが貼られていない面)から、左右反転(ミラー)でカットします。表面の透明フィルムがアプリケーションシートの役割をするので、フィルムまで切らないようにし、アプリケーションシートは必要ありません。
- 家庭用アイロンでも貼れますか?
- 動画では家庭用アイロンで貼る手順を紹介しています(温度は145℃・中温〜低温、1か所5秒を2回、体重をかけて押し込む)。ただし商品ページでは、プリントにはプレス機の使用をすすめています。業務で同じ品質をくり返し出すなら、温度と圧力が安定するプレス機が向いています。
- プレス機で貼るときの温度と時間は?
- ラバーシート共通説明書の目安では、ラバーシートは綿・綿ポリエステル混・ポリエステル/アクリル混で155〜165℃・17〜20秒・中高圧(約400g/cm²)、ポリエステルは150℃前後・中圧(約300g/cm²)です。アイロンラメシートは155〜170℃・17〜20秒、ポリエステルは140〜150℃です。必ず事前にテストしてください。
- ナイロンや撥水の生地にも使えますか?
- ラバーシート・アイロンラメシートとも、撥水・ナイロン素材には向きません。ナイロンや撥水生地には、撥水用ラバーシートがあります。また、ラバーシートは150℃、ラメシートは140℃に耐えられない素材には使えません。
- 色は何色ありますか?
- 2026年10月時点の商品ページで、ラバーシートはカラー表に通常カラー26色・ゴールドとシルバー・蛍光4色が載っています(カテゴリーページの表記は「全33色」)。アイロンラメシートは全28色です。動画では35色を紹介していましたが、その後ブラウン・バイオレット・マルチが販売終了になりました。在庫の状況でカートに出ない色もあります。
この記事のもとになった動画
熱圧着ラバーシートの使い方(カッティングマシン編)(動画公開当時の手順)
「はさみ」と『アイロン』だけで! ライブTシャツやイベントTシャツへのカスタマイズにぴったり♪ 熱圧着ラバーシートの使い方(手作り編)(動画公開当時の手順)
ラバーシート 印刷したデザインをハサミでカットする方法【静止画ムービー】(動画公開当時の手順)
ラバーシートの貼り方(動画公開当時の手順。映っている説明書は以前の版)
動画で紹介!アイロンラメシート〜全35色〜クイックアート(色数は動画公開当時(現在は28色))
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※本記事の価格・色数は2026年10月時点の当社サイト掲載情報です。動画内の色数・手順は、各動画の公開当時のものです。
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