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QUICK ART PRINT ACADEMY / PASTER × DTF

転写マークは1時間に何枚?
白トナー×ペイスターと
主要DTFプリンターを比べました

白トナープリンタで印刷したシートの糊付けを自動で行うペイスター。発売後、「本当にそんなに速いのか」「DTFプリンターと比べてどうなのか」というご質問を多くいただきました。

そこで東京ショールームで、白トナー×ペイスターで転写マークを作る様子を実演し、市場で流通している主要なDTFプリンターの1時間あたりに作れる転写マークの枚数と設備投資額を、公開されている情報をもとに一覧にしました。この記事では、その表をもとに「何枚作ると何分かかるか」「いくらかかるか」まで数字で整理します。

約180枚ペイスターA3機で1時間に作れるA4の転写マーク(動画の比較の基準値)
約15秒実演での1枚の糊付け時間。印刷は約10秒で、糊付け中に次の1枚を刷れる
70万円白トナープリンタWTRIP835+ペイスターA3機のセット(税別・2026年10月時点)
約10〜230枚比較したDTFプリンターが1時間に作れる転写マーク(実質ライン・A4換算)
先に結論
  • DTFは「印刷→パウダー→シェイカー乾燥」まで終わって初めて転写マークになるため、プリンターの印刷スピード=生産量ではありません。比べるべきは完成枚数(実質ライン)です
  • 白トナー×ペイスターは1時間に約180枚(動画では1分に3〜4枚、1時間180〜240枚と紹介)。実演では印刷約10秒、糊付け約15秒でした
  • 比較したDTFのうち、ペイスターと同等以上なのは海外展開中心の超大型機2機種(本体550万〜600万円以上)だけ。国内で流通する大型・中型機の実質ラインは1時間約25〜130枚でした
  • 小型DTF(一体型やA4機など)の実質ラインは1時間約10〜20枚。A4 100枚を作ると、ペイスターの約33分に対して5〜10時間かかる計算です
  • ただしペイスターは1枚ずつ手で差し込む方式で、一体型DTFより人の手がかかります。表は公開情報からの推定を含むため、導入前には実機で確かめてください
01 / HOW TO READ

なぜ「実質ライン」で比べるのか

今回の比較は、市場で流通している主要なDTFプリンターの「1時間あたりの転写マーク生産性」と、1時間に180枚以上の転写マークを作れるペイスターを並べたものです。数字はメーカーのカタログやネットで公開されている情報(2026年6月時点)をもとにしていて、公開されていない部分は推定を含みます。

DTFとペイスターでの生産性比較と題したスライド。大判ロール式のDTFプリンターとペイスターの写真が並んでいる
動画の冒頭で示した比較のテーマ。左が大判ロール式のDTFプリンター、右がペイスターでの糊付けの様子です。

DTFは「印刷 → パウダー塗布 → シェイカー乾燥 → 熱プレス」という工程で進みます。転写マークとして使える状態になるのは、パウダーをつけてシェイカーで乾燥させたあとです。プリンターがどれだけ速く印刷できても、後工程のシェイカー乾燥が追いつかなければ、そこで頭打ちになります。

そこで表では、プリンターの最大速度を「印刷理論」、パウダーとシェイカー乾燥まで含めた完成枚数を「実質ライン」として分けました。たとえば印刷理論が1時間240枚でも、実質ラインは130枚、ということが起こります。この差が大きい機種ほど「印刷は速いが、完成が追いつかない」ことになります。

この表の見方なぜ実質ラインで比べるのかと題したスライド。印刷理論240と実質ライン130の棒グラフと、基準ペイスターA3機約180枚毎時の表示
表の見方のスライド。シェイカー乾燥が律速(いちばん遅い工程)になり、ペイスターはこの「糊付け」にあたる工程を速くする機械です。基準はペイスターA3機の約180枚/時(A4)。

白トナーの場合、DTFのパウダーとシェイカー乾燥にあたるのが印刷したシートに糊をつける「糊付け」です。これまでは熱プレス機を使った手作業で、ペイスターの製品ページでは1枚あたり約60〜90秒と案内しています。ここを自動化したのがペイスターです。

※動画内でも「恣意的な情報があるのでご注意ください」「事実と異なる場合もあるかもしれません」と断っています。当社は白トナープリンタとペイスターのメーカーです。表は当社がまとめたもので、DTF側の数字は各社の公開情報からの推定を含みます。

02 / DEMO

白トナー×ペイスターの実演:1枚約15秒

東京ショールームの机の上で、白トナープリンタWTRIP835とペイスターを並べて転写マークを作りました。動画の中では、ペイスターで転写マークが1分に約3〜4枚、1時間で約180〜240枚作れると紹介しています。

机の上に置いたペイスターと白トナープリンタWTRIP835。転写マークが1分で3〜4枚作れますというテロップ
左がペイスター、右が白トナープリンタWTRIP835。この2台で印刷から糊付けまでを行います。

印刷約10秒、糊付け約15秒

手順はシンプルです。データをWTRIP835で専用シートに印刷し、出てきたシートをペイスターに差し込みます。実演では印刷が約10秒、ペイスターでの糊付けが約15秒でした。ペイスターにシートを通している間に、プリンターでは次の1枚を印刷できます。

白トナープリンタから印刷されたA4のシートを取り出す様子
WTRIP835で印刷したシートを取り出すところ。白トナーで下地を刷るので、濃色の生地用のマークも作れます。
印刷したシートをペイスターに差し込む様子。印刷時間約10秒、ペイスター約15秒というテロップ
印刷したシートをペイスターに差し込むところ。差し込んでから約15秒でマークシートになります。

できたマークシートは、2辺を切って生地に合わせ、熱プレス機でプレスすればプリントの完成です。印刷・糊付け・プレスのすべてが机の上で完結します。

マークシートを生地に合わせて熱プレス機でプレスする様子。2辺を切って生地に合わせてプレス、省スペースで高速生産というテロップ
2辺を切って生地に合わせ、熱プレス機でプレス。プレスの工程はDTFでも白トナーでも同じです。

製品ページの仕様では「A4 1枚約12秒」

2026年10月時点のペイスターの製品ページでは、A4 1枚あたりの処理時間は約12秒、「100枚で約20分」と案内しています。動画の比較では、この数字ではなく、差し込みの手間も見込んだ約180枚/時(1枚約20秒)を基準にしています。

項目数字出どころ
1枚の印刷約10秒動画の実演
1枚の糊付け約15秒動画の実演
1分あたり約3〜4枚動画の説明
1時間あたり約180枚(比較の基準)/約180〜240枚動画の比較表/動画の説明
A4 1枚の処理時間(仕様)約12秒(100枚で約20分)ペイスター製品ページ(2026年10月時点)
手作業の糊付け1枚約60〜90秒ペイスター製品ページ(2026年10月時点)

動画では、これまで白トナーで1時間に20枚ほどのプリントだったものが、ペイスターの登場で1時間に60枚など、3〜4倍に広がると紹介しています。白トナープリントはもともと「メンテナンス不要で1枚から作れる小ロット向けの製法」でしたが、糊付けが速くなったことで中ロット・大ロットにも対応しやすくなりました。

03 / COMPARE

主要DTFプリンターとの比較表

動画で使った表を、記事用に整理し直しました。国内メーカーの機種は、この記事では方式と印刷幅で表記しています。海外メーカーの機種と当社の機種は型番のまま載せています。数字はすべてA4換算の1時間あたりの枚数です。

大型量産クラス(投資額200万円〜)

機種(方式・印刷幅)印刷理論実質ラインペイスターとの比較プリンター本体シェイカー・後工程合計の目安
EPSON SureColor G9070(64インチ・ツインロール)※海外展開中心・国内未流通520枚約230枚拮抗〜上回る600万円以上250万円以上(大型)850万円以上
大手プリンターメーカーの78cm幅オールインワン機 ※海外展開中心・国内未流通240枚約150枚ほぼ拮抗550万円以上一体型(本体に含む)550万円以上
800mm幅ロール式(白インク4本)120枚約90枚ペイスターが2倍300万円以上180万円以上480万円以上
800mm幅ロール式(8ヘッド)240枚約130枚1.4倍(ほぼ拮抗)250万円以上180万円以上430万円以上
600mm幅ロール式(A)145枚約90枚ペイスターが2倍2,310,000円1,243,000円3,553,000円
600mm幅ロール式(B)110枚約70枚ペイスターが2.6倍1,716,000円748,000円2,464,000円
762mm幅ロール式175枚約130枚1.4倍(ほぼ拮抗)2,178,000円176万円以上約394万円以上
800mm幅ロール式(2ヘッド)120枚約90枚ペイスターが2倍3,080,000円180万円以上488万円以上

中型中量産クラス(100万〜200万円)

機種(方式・印刷幅)印刷理論実質ラインペイスターとの比較プリンター本体シェイカー・後工程合計の目安
大判ロール式・1時間約45枚クラス(800mm幅・1ヘッド機など3機種。うち1機種は製造終了)48枚約45枚ペイスターが4倍1,430,000円176万円以上319万円以上
EPSON SC-G6050(894mm)90枚約80枚ペイスターが2.2倍2,508,000円200万円以上約451万円以上
400mm幅ロール式56枚約35枚ペイスターが5倍1,276,000円638,000円1,914,000円
4ヘッド一体型40枚約25枚ペイスターが7倍150万円以上一体型(本体に含む)150万円以上

小型小ロットクラス(〜130万円)

機種(方式・印刷幅)印刷理論実質ラインペイスターとの比較プリンター本体シェイカー・後工程合計の目安
小型一体型24枚約15枚ペイスターが12倍120万円以上一体型(本体に含む)120万円以上
480mm幅デスクトップ機32枚約20枚ペイスターが9倍1,265,000円990,000円2,255,000円
xTool アパレルプリンター(Epson I1600×2・356mm)15枚(A3理論)約10枚ペイスターが18倍872,300円〜xTool OS1(一体型全自動・オーブン)485,100円1,317,800円〜(セット)
クイックアート WIP754R(EW-M754TWベース・A4/210mm)17枚約10枚(手作業のパウダー)ペイスターが18倍270,000円(税別)乾燥機など別途27万円(税別)+乾燥機など
基準:ペイスターA3機(糊付け)—約180枚—350,000円(税別)。白トナープリンタWTRIP835とのセットで700,000円(税別)

※動画の表(2026年6月時点の公開情報ベース)より。価格は税込表示で、WIP754Rとペイスターのみ税別です。「○○万円以上」は下限の推定、オープン価格・要問い合わせの機種は当社の推定を含みます。「合計の目安」は本体とシェイカーを足したもので、当社が計算しました。熱プレス機の費用はどの方式にも別途かかります。「ペイスターとの比較」は180枚÷各機種の実質ラインで、たとえば「2倍」はペイスターが約2倍作れるという意味です。

動画では、海外で展開されている超大型の2機種を、2026年5月にスペイン・バルセロナで開かれた展示会「FESPA Global Print Expo 2026」で展示されたDTFプリンターとして紹介しました。この2機種は1時間に約150〜230枚とペイスターと同等以上ですが、本体だけで550万〜600万円以上です。表の中で国内で流通している機種は、1時間約130枚が上限でした。

また、動画では国内でここ1年に最も売れているDTFプリンターとして、xTool アパレルプリンターを挙げ、約1年で77台超と紹介しています(当社でも販売中)。オールインワンで場所をあまり取らない点は、白トナー×ペイスターと似ています。

04 / TIME

転写マーク100枚・300枚にかかる時間

比較表の「実質ライン」を使って、A4の転写マークを100枚、300枚作るのにかかる時間を計算しました。どの方式でも、このあとの生地へのプレスの時間は別にかかります。

方式・機種実質ライン(1時間)A4 100枚A4 300枚
白トナー×ペイスターA3機約180枚約33分約1時間40分
EPSON SureColor G9070(国内未流通)約230枚約26分約1時間18分
78cm幅オールインワン機(国内未流通)約150枚約40分約2時間
800mm幅(8ヘッド)・762mm幅ロール式約130枚約46分約2時間18分
800mm幅(白インク4本・2ヘッド)・600mm幅(A)約90枚約1時間7分約3時間20分
EPSON SC-G6050約80枚約1時間15分約3時間45分
600mm幅ロール式(B)約70枚約1時間26分約4時間17分
800mm幅・1ヘッド機約45枚約2時間13分約6時間40分
400mm幅ロール式約35枚約2時間51分約8時間34分
4ヘッド一体型約25枚約4時間約12時間
480mm幅デスクトップ機約20枚約5時間約15時間
小型一体型約15枚約6時間40分約20時間
xTool アパレルプリンター/WIP754R約10枚約10時間約30時間

※枚数÷実質ラインで当社が計算した目安です。ペイスターを製品ページの仕様(A4 1枚約12秒)で計算すると、100枚で約20分になります。

ここで大事なのは、「プリンターの印刷スピードが生産量のイコールではない」ということです。動画では「どのプリント製法を選ぶにしても、1時間に何枚作れるかという生産性は押さえておきたい」と話しています。こうした数字はネットで調べられる情報なので、導入前にご自身で確かめておくことをおすすめします。

人の手がかかる時間も見ておく:ペイスターは用紙を1枚ずつ手で差し込む方式です。一体型のDTFはパウダーや乾燥まで機械が進めるので、同じ枚数でも人が付きっきりになる時間は違います。動画でも「単純にDTFプリンターと比べて労力などは違いがある」と説明しています。一方で、ペイスターには今後の自動化の余地があります。
05 / COST

設備投資と1枚あたりの費用

設備投資:2台で70万円(税別)

白トナー×ペイスターの設備は、白トナープリンタWTRIP835とペイスターA3機の2台です。動画撮影時(2026年7月公開)と2026年10月時点で、価格は変わっていません。

設備税別税込
白トナープリンタ WTRIP835(RIPソフト・白トナー・ドラム付きのセット)390,000円429,000円
ペイスター A3機(本体のみ・用紙別売)350,000円385,000円
WTRIP835+ペイスターA3機のセット700,000円770,000円
参考:WTRIP835+ペイスターPremium機(超大量生産向け)のセット1,040,000円1,144,000円

※2026年10月時点の当社販売価格(税込は当社で計算)。熱プレス機は別途必要です。比較表のDTFも、プレス機は別にかかります。

比較表のDTFで70万円(税別)を下回るのは、当社の小型DTF WIP754R(本体27万円・税別、乾燥機などは別途)だけで、その実質ラインは1時間約10枚です。動画では「白トナープリンタ×ペイスターの70万円と比べると、同程度以上の価格で生産性に大きな違いがある」とまとめ、DTFを何のために選ぶのかを改めて考えてほしいと話しています。

また、最初は白トナープリンタ(39万円・税別)だけで事業を始め、生産性を上げたくなった段階でペイスターを追加するという始め方もできます。

1枚あたりの費用:A4で約380円

ペイスターの製品ページでは、A4 1枚あたりの製作費を約380円と試算しています。白トナーで抜ける転写紙Type-Wを使う場合は、転写紙A4 341円+印刷代33円で約374円(税込)です。

作る枚数(A4)製作費の目安(A4 1枚約380円で計算)ペイスターでの糊付け時間(約180枚/時)
100枚約38,000円約33分
300枚約114,000円約1時間40分
1,000枚約380,000円約5時間33分

※製作費はペイスター製品ページの試算(A4 1枚約380円)に枚数をかけた目安で、Tシャツなどの生地代は含みません。デザインの大きさで変わります。

ペイスターの導入セットもあります。SET AはペイスターA3機・専用シートMP-P A4 300枚・PLASTERロール220mm幅×30m 3本で459,000円(税別)、A4約300枚分の糊付けができます。A3で作りたい方向けのSET B(A3 300枚分)は568,000円(税別)です(2026年10月時点)。

ペイスターの製品ページでは、1日2時間の糊付け作業を想定した場合、1日の生産可能枚数が手作業の80枚から600枚に、月20日稼働で1,600枚から12,000枚になると試算しています。

資材代はDTFのほうが安い:1枚あたりの資材代だけを比べると、DTFが有利です。当社の小型DTF(WIPシリーズ)の場合、A4でインク代約40〜50円、フィルム代約120円、パウダー代約20円が目安です(ほかにクリーニング代が通常1回約100円、強力1回約200円)。設備投資・1時間あたりの枚数・1枚あたりの資材代・人の手間を、受ける仕事の量に合わせて比べることが大切です。
06 / SPACE & FINISH

机1つ分のスペースと仕上がり

白トナー×ペイスターのもう一つの特徴は、机1つ分ほどのスペースでプリント事業ができることです。動画で使ったのも、東京ショールームのふだんのオフィスの机でした。動画では「お金の問題より、場所の問題で大量生産できない方は多い」と話しています。

オフィスの机に置いたペイスターと白トナープリンタ。省スペースの白トナープリンタとペイスターの2つで70万円というテロップ
オフィスの机に置いたペイスターと白トナープリンタ。この2台で70万円(税別)です。
設備外形寸法重量
白トナープリンタ WTRIP835W449×D552×H360mm約40.0kg(消耗品込み)
ペイスター A3機W633×D300×H300mm約9.4kg

※2026年10月時点の各製品ページより。ペイスターは電源を入れてから約8分で140℃まで予熱され、稼働できます。

白い作業机の上のペイスターと白トナープリンタ。机1つ分程度のスペースでプリント事業ができるというテロップ
机1つ分ほどのスペースで、印刷から糊付けまでを行えます。

綿にもポリエステルにも、生地の色を問わずフルカラー

ペイスターで作ったマークは、綿にもポリエステルにも問題なくプリントでき、動画では洗濯堅牢度も4〜5級の上位クラスと紹介しています。白トナーで下地を刷るので、生地の色を問わず白を含めたフルカラーでプリントできます。

オレンジのTシャツにトラのイラスト、黒のTシャツにバスケットボールのエンブレムをプリントした仕上がり
ペイスターで作ったマークの仕上がり(綿・ポリエステル)。
黒、黄色、水色、赤、青、オレンジなど色の違うTシャツにフルカラーでプリントした作例が並んでいる
黒・濃色から淡色まで、生地の色を問わずフルカラーでプリントした作例。

2026年10月時点の製品ページでは、対応生地を綿・ポリエステル(表がフラットで裏がメッシュの生地を第一推奨)・ナイロン(撥水加工なし)としています。

07 / FAIR

注意点とDTFが向くケース

数字だけを見るとペイスターが有利に見えますが、向かないことや注意点もあります。導入前に確認しておきたい点をまとめました。

ペイスターの注意点(2026年10月時点の製品ページより):専用シートMP-Pが必要で、抜ける転写紙Type-W・WL・Cは使えません。黒などの濃色では、Type-Wに比べて発色がやや暗め(落ち着いた色み、特に赤系)になります。キャンバス生地など硬い生地への転写は難しく、Type-C+プレス機が推奨です。撥水加工のあるナイロンには対応していません。A3機でA3を連続で通す場合は、10枚程度で1分ほどの小休止が必要です。
DTFが向いているのは、たとえばこんなとき:人が付きっきりにならず、印刷からパウダー・乾燥まで機械に任せたいとき(一体型のDTF)。1枚あたりの資材代をできるだけ下げたいとき。すでに超大型機を置ける場所と、数百万円以上の投資に見合う受注があるとき。比較表のとおり、海外展開中心の超大型機はペイスター以上の枚数を作れます。

また、今回の表は公開情報をもとにした推定を含むため、実際の生産性は運用の仕方やデザインの大きさで変わります。動画では「導入したあとのすべての作業の流れが頭の中で想像できる状態で導入するのが理想」と話しています。白トナー×ペイスターでTシャツ100枚、転写マーク100枚を作るのにかかる時間は、別の動画で実際に検証していく予定です。

ショールームでは、ペイスターとDTFプリンターを実際に動かして比べていただけます。数字だけで決めず、自分の受ける仕事の量と、作業する人数に当てはめて判断してください。

08 / FAQ

よくある質問

白トナー×ペイスターで、転写マークは1時間に何枚作れますか?
動画の比較では、ペイスターA3機の糊付け能力を1時間約180枚(A4)として基準にしています。動画内の説明では1分に約3〜4枚、1時間で約180〜240枚です。実演では印刷が約10秒、糊付けが約15秒でした。製品ページの仕様ではA4 1枚約12秒です。
DTFプリンターの「印刷理論」と「実質ライン」は何が違いますか?
印刷理論はプリンターがフィルムに印刷する最大の速さ、実質ラインはパウダー塗布とシェイカー乾燥まで終えて転写マークとして使える状態になる枚数です。後工程が追いつかないと、印刷が速くても完成枚数は増えません。動画では実質ラインで比べています。
A4の転写マークを100枚作るのに、どのくらい時間がかかりますか?
実質ラインで計算すると、白トナー×ペイスターで約33分、国内で流通する大型DTF(1時間約70〜130枚)で約46分〜1時間26分、小型DTF(1時間約10〜20枚)で約5〜10時間です。生地へのプレスの時間は別にかかります。
白トナー×ペイスターの設備投資はいくらですか?
白トナープリンタWTRIP835とペイスターA3機のセットで700,000円(税別)です(2026年10月時点)。熱プレス機は別途必要です。A4 1枚あたりの製作費は、ペイスターの製品ページの試算で約380円です。
ペイスターはDTFより必ず有利ですか?
いいえ。ペイスターは用紙を1枚ずつ手で差し込むため、一体型のDTFより人の手がかかります。1枚あたりの資材代はDTFのほうが安く、海外展開中心の超大型DTFはペイスター以上の枚数を作れます。受ける仕事の量と作業する人数に合わせて選んでください。
VIDEO

この記事のもとになった動画

【プリント革命】主要DTFプリンターと白トナー×ペイスターで転写マークの生産性と設備投資額はどう違うのかを検証 業者様向けTシャツプリント講座(2026年7月公開。比較表は2026年6月時点の公開情報ベース)

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※本記事の価格・仕様は2026年10月時点の情報です。DTFプリンターの数字と価格は、動画の比較表(2026年6月時点の公開情報ベース、推定を含む)によります。

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